投資信託ってなに?わかりやすく解説!|投資信託:基礎知識

投資信託

「投資を始めてみたいけど、難しそう…」「株と投資信託、どっちがいいの?」そうお悩みの方へ。

今回は、投資初心者の方にも始めやすい金融商品「投資信託(とうししんたく)」について、その仕組みと、株(株式投資)との違いをわかりやすく解説します!


1. 投資信託とは?みんなで協力する「財産づくり」の仕組み

投資信託を一言でいうと、「プロにお任せできる、みんなでやる積立投資」のようなものです。

🏠 投資信託の仕組み

投資信託は、たくさんの人(投資家)から集めたお金を一つの大きな資金にまとめ、運用の専門家(プロ)が代わりに国内外の株式や債券など、さまざまな資産に投資・運用する金融商品です。

そして、その運用で出た利益(または損失)を、お金を出した人たち(投資家)に、それぞれの投資額に応じて分配するという仕組みになっています。

投資信託の3つの役割分担

投資信託の運用は、お金を出す投資家以外に、主に「3つの専門機関」が関わり、それぞれの役割を分担することで成り立っています。これは、投資家のお金がきちんと守られ、公平に運用されるための重要な仕組みです。

1. 運用会社(委託会社)

投資信託の「司令塔・企画担当」です。

  • 役割:
    投資信託という商品を企画し、運用方針を決定します。実際に「どの国の、どの株や債券に、どれくらいの割合で投資するか」という運用の指示を出します。
  • プロの仕事:
    運用会社のファンドマネージャーと呼ばれる専門家が、経済状況や市場を分析し、最適な投資先を選びます。
     
2. 受託会社(信託銀行)

投資家のお金を「金庫番・管理人」として預かり、管理する役割を担います。

  • 役割:
    投資家から集めた資金(信託財産)を、運用会社の指示に従って株式や債券などの売買を行います。また、売買した資産を安全に保管・管理します。
  • 安全性の確保:
    投資家の財産は、この受託会社が自身の財産とは分別して(分けて)管理しています。万が一、投資信託の運用会社や販売会社が破綻しても、投資家の資産は法的に守られ、影響を受けません(これを分別管理といいます)。
     
3. 販売会社(証券会社や銀行)

投資家と投資信託を繋ぐ「窓口・販売員」です。

  • 役割:
    投資家に対して投資信託を販売し、購入手続きや換金(解約)の手続きを行います。また、運用報告書などの交付や、分配金・償還金(満期時のお金)の支払いも担当します。

投資信託のお金の流れ

この3つの機関の連携により、投資家のお金は以下の流れで運用されます。

  1. 投資家から販売会社へ
    投資家は販売会社の窓口(銀行や証券会社)を通じて、投資信託を購入します。
     
  2. 販売会社から受託会社へ
    販売会社が集めた資金は、すべて**受託会社(信託銀行)**に渡り、厳重に保管されます。
     
  3. 運用会社が指示を出す
    運用会社は、受託会社に「この資金でA社の株とB国の債券を買いなさい」と指示を出します。
     
  4. 受託会社が実行する
    受託会社は運用会社の指示通りに売買を行い、資産を管理します。
     
  5. 利益の還元
    運用で利益が出た場合、それが分配金基準価額の上昇という形で、最終的に投資家に戻ってきます。

この仕組みがあるため、投資家は専門知識がなくても、安心してプロに運用を任せられるのです。


基準価額と分配金

投資信託の取引でよく目にする重要な用語についても解説します。

1. 基準価額(きじゅんかがく)

投資信託の「値段」のことです。

  • 投資信託が持っているすべての資産(株式や債券など)の時価総額を、発行されている口数で割って算出されます。
     
  • 個別株と異なり、基準価額は1日1回だけ算出・公表されます。私たちが投資信託を売買するときの値段は、この基準価額がもとになります。
     
  • 基準価額が上がれば含み益が増え、下がれば含み損が増えます。

詳しくはこちらのブログにて

2. 分配金(ぶんぱいきん)

投資信託の運用で得られた収益の一部を、投資家に払い戻すお金のことです。

  • 投資信託によっては、定期的に(毎月、年2回など)分配金を出すものと、出さないものがあります。
     
  • 分配金が出ると、その分、投資信託の純資産が減るため、基準価額は下がります
     
  • 分配金を受け取らずに自動的に再投資するコースを選ぶと、利益がさらに利益を生む「複利効果」が期待でき、長期的な資産形成に有利とされています。

💡 投資信託の3つの大きなメリット

投資信託が初心者の方に選ばれやすい理由には、主に次の3つがあります。

  1. 少額から始められる
    • 多くの投資信託は、100円や1,000円といった少額から購入できます。まとまったお金がなくても、毎月コツコツ積み立てて資産形成ができます。
       
  2. プロが運用してくれる
    • 「どの株がいいかな?」「いつ買えばいいかな?」と悩む必要はありません。投資のプロが、最適な投資先を選び、運用を代行してくれます。
       
  3. 分散投資でリスクを軽減できる
    • 集めた資金で、一つの銘柄ではなく、たくさんの株式や債券など、様々な資産に分けて投資します。これを分散投資といい、万が一どれか一つの投資先が損をしても、全体での大きな損失を避けられる効果が期待できます。

⚠️ 知っておきたい注意点

投資信託は銀行預金とは違い、元本は保証されていません。運用成績によっては、投資した金額(元本)を下回って損をする(マイナスになる)可能性があります。


2. 株式投資との違いは?

投資の代表格である「株」と「投資信託」は、どこが違うのでしょうか?

最も大きな違いは、「自分で運用するか、プロに任せるか」という点です。

比較ポイント投資信託株式投資(個別株)
運用の主体プロ(運用会社)にお任せ自分自身で銘柄選びや売買の判断をする
必要な資金少額から始められる(100円〜)銘柄によるが、数十万円かかることも多い
投資対象国内外の株式、債券、不動産など複数に分散基本的に一つの会社の株
リスク分散投資により、比較的リスクを抑えやすい選んだ会社の業績次第で、値動きが大きくなる可能性がある
株主としての権利なし
(間接的に投資しているため)
あり
(議決権、配当金、株主優待など)

🔍 株式投資(個別株)の特徴

株式投資は、特定の企業の株を購入し、その会社の「オーナーの一人」になることです。

  • 企業が成長すれば、株価が上がって利益を得られます。
     
  • 企業の配当金や株主優待を受け取る楽しみもあります。
     
  • しかし、その会社が倒産したり業績が悪化したりすれば、大きな損失につながるリスクもあります。
     
  • 自分で会社を調べて、どの株を買うか、いつ売るかを判断する必要があるため、専門知識や時間が必要です。

🤝 まとめ:自分に合うのはどっち?

あなたの状況向いている投資
知識や時間があまりない💰 投資信託
少額から手軽に始めたい💰 投資信託
特定の企業を応援したい📈 株式投資
経済や企業研究が好き📈 株式投資
分散投資でリスクを抑えたい💰 投資信託

投資信託は、忙しい方や、まずはお試しで投資を始めてみたい初心者の方にぴったりの選択肢です。「お小遣い感覚でプロに運用をお任せできる」のが最大の魅力といえるでしょう。

まずは少額から投資信託を始めてみて、慣れてきたら株式投資にも挑戦するなど、自分に合ったペースで資産形成を考えてみてくださいね!✨

その他

投資信託基礎知識

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投資実績について

確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。

\毎月の投資収益(2024年)/

2024年の年間配当・分配合計:709万円(税引き後)|マネーのリュウ@資産4000万を運用する低学歴のおっさん
2024年全体の配当金額の合計は約709万円(税引き後)でしたー サイトマップ 配当・分配合計 毎月の金額と、年合計は下記の通りです。 年間の配当・分配金と、毎月の実績 銘柄別 銘柄 下記の銘柄によるものです。

\総資産(2024年末)/

総利益+1386万円(+48%):総資産4276万円: 2024年実績(前年比)|マネーのリュウ@資産4000万を運用する低学歴のおっさん
2024年全体は下記となりました。 総利益:+1,386万円(+48%) 総残高:4,276万円 資産推移 確定利益については下記の通り サイトマップ 成功要因

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