投資を始めたばかりの皆さん、「フォーム13F(サーティーン・エフ)」という言葉を聞いたことがありますか?👂
これは、ウォーレン・バフェットのような有名投資家や大きなヘッジファンドが、「どんな株を持っているか」を教えてくれる、とっても便利な報告書なんです。
このフォーム13Fをチェックすることで、プロの投資戦略をチラ見して、自分の投資に役立てるヒントが見つかるかもしれませんよ!✨
💡 フォーム13Fって一体なに?
フォーム13Fは、米国の証券取引委員会(SEC)に提出が義務付けられている、機関投資家の株式保有状況を示す四半期ごとの報告書です。
誰が提出するの?
総資産が1億ドル(約150億円)以上の機関投資家(投資顧問会社、銀行、ヘッジファンド、保険会社など)に提出義務があります。つまり、「超大口のプロ投資家」の動向を知るための書類なんです。
いつ公開されるの?
四半期(3ヶ月)の終了から45日以内に提出・公開されます。
たとえば、3月末の保有状況は5月15日頃までに、6月末の保有状況は8月15日頃までに公開されるのが一般的です。
🔎 フォーム13Fで何がわかるの?
この報告書を読めば、以下の重要な情報を知ることができます。
項目 | 内容 |
保有銘柄 | 機関投資家が持っている米国株やETF(上場投資信託)などの具体的な銘柄名。 |
保有株数 | その銘柄を何株持っているか。 |
市場価値 | 四半期末時点でのその保有分の市場価値(金額)。 |
変化 | 前の四半期と比べて、新しく買ったのか、売り増したのか、売却したのか、といった変化。 |
🔑 フォーム13Fを投資に活かすための3つのポイント
フォーム13Fは、個人投資家にとってプロの思考を学ぶための最高の教材です。
1. 憧れの投資家・ファンドをフォローしよう
あなたが尊敬する有名な投資家や、成績の良いヘッジファンドのフォーム13Fを定期的にチェックしてみましょう。
- 「あのプロは今、どの銘柄に注目しているんだろう?」
- 「保有株を大きく増やしたのはどの株だろう?」
といった視点で見ることで、彼らの投資テーマや戦略を学ぶことができます。
2. 「ポートフォリオの集中度」を見てみよう
プロの投資家が、特に大きな資金を投じている上位数銘柄に注目しましょう。資産の大部分を特定の銘柄に集中させている場合、それはその銘柄に対して非常に強い自信を持っている証拠かもしれません。
3. 「なぜその株を買ったのか?」を自分で考えてみよう
単にプロが買ったからといって、そのまま真似をするのは危険です。大事なのは、「なぜ彼らはこの銘柄を選んだのだろう?」と自分の頭で考えることです。
- その会社の決算はどうだったか?
- 業界のトレンドは?
- 彼らの投資哲学に合っているか?
と調べてみることで、銘柄選定のスキルが磨かれます。
⚠️ フォーム13Fの注意点
便利なフォーム13Fですが、以下の2つの大きなデメリットも理解しておきましょう。
1. 情報が「過去」のもの
提出期限が四半期終了から45日後と決まっているため、情報が公開された時点では、2ヶ月半から4ヶ月近く前の情報である可能性があります。
「この株をたくさん買った」という情報が出た時には、すでにプロは売却を始めている、なんてこともあり得ます。情報を鵜呑みにせず、あくまでヒントとして活用しましょう。
2. 開示されない情報もある
フォーム13Fで開示されるのは、基本的に「買い(ロング)」で保有している米国取引所の株式やETFなどです。
- 「空売り(ショート)」の保有分
- 米国外の株式や資産
- 短期的な売買の状況
これらの情報は報告書に含まれないため、プロの戦略の全貌が見えているわけではない、という点に注意が必要です。
🎁 まとめ
フォーム13Fは、「プロの投資家が何を考えているか」を知るための貴重な手がかりです。
ただし、情報は少し遅れて出てくるものなので、丸ごと真似するのではなく、彼らの「銘柄選びの考え方」や「集中投資の傾向」を学ぶための「教材」として活用するのが、投資初心者にとって最も賢い使い方と言えるでしょう。
ぜひ一度、SECのウェブサイトや各種証券会社の情報サイトで、有名な投資家のフォーム13Fを探してみてください!あなたの投資に役立つ発見があるはずですよ!🚀
その他
株の基礎知識
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投資実績について
確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
\毎月の投資収益(2024年)/

\総資産(2024年末)/

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