- 株価が下落後、一時的に回復するも、再び最初の底値付近またはそれ以下まで下落する現象。
- 景気回復の遅れ、新たな悪材料の出現、投資家心理などが要因となる。
- 過去事例として世界金融危機(2009年)、ITバブル崩壊後(2002-2003年)、日本のバブル崩壊後(1992-1995年頃)などに見られる。
二番底とは?
二番底とは、株式市場が下落した後、一時的に回復を見せたものの、再び下落して最初の底値付近まで、あるいはそれ以下の水準まで落ち込む現象のことです。

二番底が起こる背景
二番底は、一般的に以下のような状況で起こりやすいと考えられています。
- 景気回復の遅れや不確実性
最初の底を打った後、景気が回復に向かう期待が高まるものの、実際には回復のペースが遅かったり、再び悪化する懸念が出てきたりする場合。 - 新たな悪材料の出現
最初の底を打った時点では想定されていなかった、新たな経済的な問題や地政学的なリスクなどが顕在化する場合。 - 投資家の心理的な要因
一度回復したことで安心感が出た投資家が、再び下落局面に入ると失望感から売りを加速させる場合。 - 業績悪化の継続
個別企業の業績が、一時的な株価の反発後も改善せず、むしろ悪化傾向が続く場合。
二番底の特徴
二番底の形成には、以下のような特徴が見られることがあります。
- 最初の底値付近での停滞
株価が再び下落し、最初の底値付近でしばらくの間、もみ合うような動きを見せる。 - 出来高の減少
下落局面では、最初の底を打つ時ほど出来高が伴わないことが多い。 - 悲観的なムードの再燃
一度回復したことで和らいだ悲観的なムードが、再び強まる。
二番底と他の下落局面との違い
- V字回復
一度大きく下落した後、すぐに元の水準まで急速に回復するケースとは異なります。 - W字回復
二番底は、株価チャートの形状がアルファベットの「W」のように見えることから、W字回復と呼ばれることもあります。 - 長期的な下落トレンド
二番底は、一時的な回復を挟んで再び下落するのに対し、長期的な下落トレンドは、明確な反発を見せずに下落が続く状態を指します。
二番底の見極め方
二番底を完全に予測することは非常に難しいですが、以下のような点に注目することで、可能性を探ることができます。
- 経済指標の動向
GDP成長率、消費者物価指数、雇用統計など、主要な経済指標の推移を確認する。 - 企業業績の動向
個別企業の決算発表や業績見通しを分析する。 - 金融政策の動向
金利の動向や中央銀行の政策発表などを注視する。 - 市場のセンチメント
投資家心理を示す指標(例:日経平均VI(ボラティリティ・インデックス))やニュース報道などを参考にする。 - テクニカル分析
株価チャートの形状や移動平均線、出来高などのテクニカル指標を分析する。
二番底への対策
もし二番底が形成された場合、投資家は以下のような対策を検討することができます。
- 冷静な判断
感情的にならず、市場の状況を冷静に分析する。 - ポートフォリオの見直し
リスク許容度に合わせて、保有資産の配分を見直す。 - 長期的な視点
短期的な株価の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を継続する。 - 分散投資
特定の銘柄やセクターに集中投資せず、分散投資を心がける。 - 慎重な買い増し
底値圏と判断しても、一度に大量に買い増しするのではなく、慎重に段階的に買い増しを検討する。
注意点
二番底は、あくまで過去の市場の動きから分析される概念であり、必ずしも起こるとは限りません。また、二番底と判断した時点が、実際にはさらなる下落の始まりである可能性もあります。投資判断は、ご自身の責任において行うようにしてください。

過去事例
1. 世界金融危機(リーマンショック)後の二番底(2009年)
- 最初の底
2008年9月のリーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに、世界的に株価が急落し、多くの市場で2009年3月頃に最初の底を打ちました。 - 一時的な回復
その後、各国政府や中央銀行による大規模な金融緩和策などにより、株価は一時的に回復基調となりました。 - 二番底
しかし、景気の先行きに対する不透明感などが懸念され、2009年前半にかけて再び株価が下落し、多くの市場で二番底を形成しました。この時の二番底は、最初の底値を若干上回る水準で終わることが多かったようです。

2. ITバブル崩壊後の二番底(2002年 – 2003年)
- 最初の底
2000年頃から始まったITバブルの崩壊により、特にテクノロジー関連の株価が大幅に下落し、2001年9月の同時多発テロも加わり、多くの市場で2001年後半に最初の底を打ちました。 - 一時的な回復
その後、金融緩和策などにより、株価は一時的に回復を見せました。 - 二番底
しかし、企業業績の悪化や地政学的なリスクなどが意識され、2002年から2003年にかけて再び株価が下落し、二番底を形成しました。この時の二番底は、市場によって最初の底値を下回る場合もありました。

3. 日本のバブル崩壊後の二番底(1992年 – 1995年頃)
- 最初の底
1990年代初頭の日本のバブル崩壊後、日経平均株価は大きく下落し、1992年8月に最初の底を打ちました。 - 一時的な回復
その後、政府の経済対策などにより、一時的に株価は持ち直しました。 - 二番底
しかし、金融機関の不良債権問題や景気の低迷が深刻化し、1995年頃にかけて再び株価が下落し、二番底を形成しました。この時の二番底は、最初の底値を大きく下回る水準となりました。

補足
これらの事例は、あくまで代表的なものです。二番底の定義や期間は、市場や分析者によって異なる場合があります。また、過去の事例が将来必ず起こるとも限りません。
二番底は、経済状況や市場心理など、様々な要因が複雑に絡み合って形成されるため、予測は非常に困難です。しかし、過去の事例を知っておくことは、現在の市場の状況を分析し、今後の展開を考える上で参考になるでしょう。

その他
豆知識
速聴のススメ
アニメが5〜7分、映画が30〜60分で見れるようになります。
しかもお金かけずに自力で誰でもできます。
投資について
ハゲを克服寸前で、断酒にチャレンジするなんでもやっちゃう無謀なおじさんですが、
先日、資産が4200万円に到達しました。


確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
断酒も髪も投資も順風満帆です。
\毎月の投資収益(2024年)/

\総資産(2024年末)/

もし投資にもご興味あればこちらもぜひご覧くださーい
コメント