投資家の「種類」と「特徴」｜株：基礎知識

投資を始めようと思った時、まず知っておきたいのが「どんな投資家がいるのか？」ということです。

投資家には大きく分けて「個人投資家」と「機関投資家」の2種類がいます。それぞれの特徴や投資の仕方を理解しておくと、ニュースなどで流れる市場の動きがもっと面白く、分かりやすくなりますよ！

1. 個人投資家とは？

私たちのような、個人の資産を使って投資活動を行う人のことです。あなたも投資を始めれば、立派な個人投資家の一員です！

特徴	内容
資金の規模	比較的小規模。個人の貯蓄や資産が元手。
投資スタイル	小回りが利くのが最大の強み！短期間で売買を繰り返す（短期売買）人や、じっくり長期で資産を育てる人など、目的や考え方によって様々。
魅力に感じるもの	株主優待や配当金など、家計に直接プラスになるものが魅力になりやすい。
情報収集	自分でニュースや情報を集めて、投資判断をします。

【ここがポイント！】

個人投資家は、自分のペースやリスク許容度に合わせて自由に投資できるのが魅力です。ただし、「プロ」ではないため、感情に流されたり、情報不足で損失を出してしまうリスクもあります。

法人や団体として、巨額の資金を運用しているプロの投資家のことです。銀行、生命保険会社、年金基金、投資信託会社などがこれに該当します。

個人から集めたお金や、会社が運用するお金を増やしていくのが役割です。

種類	どんな団体？	投資の特徴
年金基金	企業や国が、将来の年金支払いのために積立・運用している資金。	超長期で、安定した収益を目指す傾向が強い。リスクを抑えた運用を重視します。
生命保険会社	契約者から預かった保険料を運用する。	契約者への将来の支払いに備えるため、年金基金と同様に長期・安定を重視する傾向が強い。
投資信託会社	個人などから集めたお金をまとめて、プロが代わりに運用する。	運用するファンドの目的（積極的な成長か、安定した収益かなど）によってスタイルは様々。
ヘッジファンド	巨額の資金を使い、より高いリターン（利益）を追求する。	ハイリスク・ハイリターンな戦略をとることもあり、市場に大きな影響を与えることも。