投資信託の配当金と分配金ってよくわからないという人向け。
調べると一杯でてくるんですが、正確にしたいためか詳しく書きすぎてしまって全く意味がわからなくなっているので端的に説明します。
この記事でわかること
- 配当金
主に個別株で使われる
企業が事業活動で得た利益を、投資家に分配する。 - 分配金
投資信託で使われる用語
投資運用した資産を売却等して得た利益を、投資家に分配する。- 普通分配金
課税される - 特別分配金
非課税になる。
- 普通分配金
配当金
企業が事業活動で得た収益を、株式保有者に還元することです。
赤字などで、利益がでなければでません。
基本的に個別株で使います。
分配金
こちらは投資信託で使われる用語。
配当金とはかなり違います。
簡単に言うと
運用している資産を売却して、その利益を、投資信託保有者に還元することです。
なので基準価額が下がります。
※厳密にいうと資産売却に加えて、企業の配当金や金利なども含まれます。
株や債券などを売却して得た利益を配分しています。
具体例みてみましょう
基準価額 | 10,000円 |
分配金 | 100円 |
上記の場合、翌日の基準価額が同値の場合は
基準価額は9,900円になります。
分配金(普通分配金)の場合は課税されるので、約80円となります。
分配金が支払われると純資産総額が減少しますので、口数で割った基準価額もさがるということです。


普通分配金
分配金の種類です。2種類あるうちの一つ
簡単にいうと
上記の分配金に分離課税がかかるものです。
当たり前じゃんって感じですね。
一応例です。
分配金100円から20%(※)分を引くので、
80円が普通分配金となります。
※分離課税は20.315%ですが、ここでは分かりづらいので20%で計算します。


特別分配金
分配金の種類です。2種類あるうちの一つ
調べると元本払戻金という言葉と、理解しづらい棒グラフがでてきて、混乱を招いているんですが、
とどのつまりこういうことです。
簡単に言うと
上記の分配金が非課税になります。
理由:
分配後の基準価額が、自分の平均取得価額を下回っているときは
返金のような感じで非課税となる。
よくわかんないので例みましょう
自分の平均取得価格 | 11,000円 |
基準価額 | 10,000円 |
分配金 | 100円 |
この場合、分配後の基準価額は9,900となりますので平均取得価格を下回っています。
この場合は特別分配金となり、非課税となります。
よって分配金は100円そのままとなります。
これは、含み損ー1000の状態なので、利益が出ていない状態での分配金です。
利益出てなければ、課税しないと覚えておけばいいです。
おわりに
なんとなく理解できたでしょうか?
背景とかもっと詳しい説明は一杯情報あるのでそっちに任せますw
なお、分配金型は金融庁は長期投資に向かないという考え方で、
NISAからは一部除外されています。
毎月型が主に除外対象に見えますね。
なので、年1〜6回とかの分配金はNISAで使えるものもあります。


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