🇯🇵「ガラス・土石」ってどんな業界?|33業種を解説

株:基礎知識

日本株33業種を学ぶ!「ガラス・土石」ってどんな業界?

日本株に興味がある皆さん、33業種分類ってご存知ですか?今回は、その中でもちょっと地味…?と思われがちな「ガラス・土石」業種にスポットを当てて、その実態に迫ります!

ガラス・土石って、どんな事業があるの?

「ガラス・土石」と聞くと、窓ガラスやセメント、陶器などをイメージする方が多いのではないでしょうか。まさにその通り!この業種は、建築材料の製造・販売が主要な事業です。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • ガラス製品
    建築用板ガラス、自動車用ガラス、光ファイバー、液晶ディスプレイ用ガラス基板、食器用ガラスなど
     
  • セメント・コンクリート製品
    道路やビルの建設に使われるセメント、生コンクリート、コンクリート二次製品など
     
  • 窯業製品
    陶磁器、耐火物、タイル、衛生陶器など
     
  • 土石製品
    石材、砂利、砕石など

私たちの身の回りにある多くの建物やインフラを支える、まさに「縁の下の力持ち」のような存在なんです。

業界の課題って?

この業界も、いくつかの課題を抱えています。

  • 環境規制の強化
    製造工程でCO2を多く排出するため、環境負荷低減への取り組みが喫緊の課題です。省エネ設備の導入や、リサイクル技術の開発が進められています。
     
  • 原材料価格の高騰
    原油価格や石炭価格の変動は、製造コストに直結します。
     
  • 国内市場の縮小
    少子高齢化やスクラップ&ビルドの減少により、国内の建設需要が減少傾向にあるため、海外市場への展開が重要になっています。
     
  • 人手不足
    熟練工の高齢化や若年層の入職者減少による人手不足も深刻です。

市場規模はどれくらい?

市場規模を正確に把握することは難しいものの、経済産業省の「生産動態統計」などの公的データを参考にすると、セメント製品は年間で数千億円規模の市場を形成しています。例えば、2023年のセメントの出荷販売金額は前年比13.5%増の4,476億円であり、2007年以降で最大となっています。

また、2024年8月のセメントの出荷販売金額は前年同月比3.9%減の334億円となっており、月次で数百億円規模で推移していることが確認できます。

なお、これらの数値は生産金額や出荷販売金額であり、市場規模全体を示すものではありません。より詳細な市場規模を把握するためには、各企業の決算資料や業界団体のレポートなどを確認する必要があります。

株価の変動は?どんなイベントが影響する?

「ガラス・土石」業種の株価は、景気の影響を受けやすい傾向があります。

  • 株価上昇のイベント:
    • 景気回復・公共投資の増加
      建設需要が高まり、業績が向上します。
       
    • 大規模災害後の復興需要
      住宅やインフラの復旧で建材需要が急増します。
       
    • 新技術の開発・製品の高付加価値化
      例えば、高機能ガラスや環境配慮型セメントの開発などは、株価に好影響を与えます。
  • 株価下落のイベント:
    • 景気後退・公共投資の削減
      建設需要が落ち込み、業績が悪化します。
       
    • 原材料価格の高騰
      コスト増で利益が圧迫されます。
       
    • 中国経済の減速
      中国は世界のセメント消費の大きな割合を占めるため、中国経済の動向はグローバルな建材企業の業績に影響を与えます。

株価は景気への影響を受けやすい?

はい、非常に受けやすいと言えます。ガラス・土石製品は、建物やインフラの建設に不可欠な素材であり、建設業界の動向が直接的に業績に影響します。建設業界は景気の波に左右されやすいため、ガラス・土石業種の株価も景気に連動しやすい特徴があります。

株価連動しやすい他業種は?

やはり、以下の業種との連動性が高いです。

  • 建設業
    直接的な取引関係があり、需要と供給が密接に連動します。
     
  • 不動産業
    不動産開発が活発になると、建材需要も高まります。
     
  • 鉄鋼・非鉄金属
    建築物には鉄骨なども使われるため、同様に景気の影響を受けやすいです。

政策への影響は?

政策もこの業界に大きな影響を与えます。

  • 公共投資関連政策
    国土強靭化計画やインフラ整備計画など、公共投資を拡大する政策は業績にプラスに作用します。
     
  • 環境政策・省エネ政策
    CO2排出量規制や省エネ基準の強化は、企業に新たな投資や技術開発を促す一方で、適合できない企業にとっては負担となる可能性があります。しかし、環境配慮型製品の開発は、新たなビジネスチャンスにも繋がります。
     
  • 住宅政策
    住宅ローン減税や住宅取得支援策などは、住宅建設を後押しし、建材需要を喚起します。

輸出入の影響は?

輸出入も重要な要素です。

  • 輸出
    日本のガラス・土石メーカーは、アジアを中心に海外展開している企業も多く、海外の建設需要や経済成長が業績に影響します。特に、新興国のインフラ整備は大きなビジネスチャンスとなります。
     
  • 輸入
    原材料の一部を輸入に頼っているため、国際的な原材料価格の変動や為替レートの変動がコストに影響を与えます。例えば、原油や石炭などの燃料は、海外からの輸入に依存する部分が大きいです。

まとめ

「ガラス・土石」業種は、私たちの生活に欠かせないインフラや建物を支える重要な産業です。景気や政策、環境問題など、様々な要因によって株価が変動する特徴がありますが、その分、社会の変化とともに進化していく可能性も秘めています。

このブログで、少しでも「ガラス・土石」業種への理解が深まれば幸いです。次回もお楽しみに!

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