【投資初心者向け】株式市場の注目テーマ「自動車部材・部品」を知ろう!
皆さん、こんにちは!投資初心者向けのブログへようこそ。
今回のテーマは、私たちの生活に密接に関わる「自動車部材・部品」です。普段何気なく乗っている自動車ですが、実はその中には日本の高い技術力が詰まった様々な部品が使われています。そして、この「自動車部材・部品」の分野は、株式投資においても非常に注目すべきテーマなんです。

自動車部材・部品ってそもそも何?
自動車部材・部品とは、その名の通り、自動車を構成するあらゆる素材や部品のことです。
例えば、
- エンジンやモーター:自動車の心臓部
- タイヤ:路面と接し、走行を支える
- ボディの鋼板や樹脂:車体を形作る素材
- ブレーキ:安全に停止させるための重要部品
- カーナビやセンサー:情報提供や運転支援を行う電装部品
- シートや内装材:快適性を高める部品
など、挙げればきりがありません。自動車は数万点もの部品から構成されており、それら一つ一つが専門のメーカーによって製造されています。
日本の自動車部材・部品産業の強みと弱み、そして世界での立ち位置
日本の自動車部材・部品メーカーは、長年にわたり培ってきた高い技術力と品質で世界的に高い評価を得ています。
強み:
- 高度な技術力と研究開発力
特に精密加工技術や素材技術、内燃機関(ガソリンエンジンなど)関連部品においては、世界トップクラスの技術力を誇ります。長年の研究開発により、高性能かつ高品質な製品を生み出し続けています。
- グローバルな事業展開
多くの日本の部品メーカーは、世界各地に生産拠点や販売網を持ち、完成車メーカーのグローバルな生産体制を支えています。
弱み・課題:
- 電動化対応の遅れ
近年、電気自動車(EV)へのシフトが加速していますが、従来のガソリン車に強みを持っていた日本の部品メーカーの中には、EV向けの新しい部品開発や生産体制への転換が遅れている企業もあります。
- 利益率の低下
自動車業界全体でのコスト競争の激化、半導体不足や原材料価格の高騰などにより、収益性が圧迫される傾向にあります。新しい技術への投資負担も大きく、利益率を押し下げる要因となることがあります。
- 特定顧客依存のリスク
特定の自動車メーカーへの依存度が高い場合、そのメーカーの生産状況や業績変動の影響を受けやすいというリスクも存在します。
世界シェアと輸出率:
日本の自動車部品メーカーは、世界市場で依然として重要な存在感を示しています。例えば、MarkLinesが公表した2023年度(FY2023)自動車部品サプライヤー売上高ランキングでは、ドイツのボッシュが1位、日本のデンソーが2位となり、アイシンもトップ10にランクインするなど、日本企業が複数上位を占めています。また、ワイヤーハーネス、スパークプラグ、CVTなどの特定分野では、日本企業が非常に高い世界シェアを有するケースも見られます。
輸出面でも、日本の自動車部品は主要な輸出品目です。2021年には輸出量が前年比+18.0%、輸出額が+23.6%と2桁の増加を記録し、コロナ禍からの需要回復とグローバル展開の強さを示しました。その後も米国向けを中心に輸出が活発に行われていますが、地域ごとに需要動向には差が見られる状況です。
なぜ「自動車部材・部品」が熱いテーマなの?
現在、「自動車部材・部品」が熱いテーマとして注目されている理由は、主に以下の3点です。
- 自動車産業の構造変化(CASE革命):
- C:Connected(つながる車):
インターネットと常時接続し、様々な情報を提供する車。
- A:Autonomous(自動運転):
AIやセンサー技術を活用し、人間の介入なしに走行する車。
- S:Shared & Services(シェアリングとサービス):
カーシェアリングやライドシェアなど、所有から利用へシフトする動き。
- E:Electric(電動化):
ガソリン車から電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)への移行。 これらの大きな変化が、自動車の使われ方や必要な部品を大きく変えようとしています。特に電動化や自動運転の進化は、新たな部品や技術への需要を急速に高めています。
- C:Connected(つながる車):
- 日本の高い技術力とグローバルな競争力:
日本の自動車部材・部品メーカーは、長年にわたり培ってきた高い技術力と品質で世界的に高い評価を得ています。特定のニッチな部品では、世界のトップシェアを誇る企業も少なくありません。
- サプライチェーンの多様性と安定性:
自動車産業は裾野が広く、多くの関連企業が存在します。これにより、特定の部品メーカーが強みを持つことで、自動車メーカー全体の競争力向上に貢献しています。
解決できる社会課題
自動車部材・部品の進化は、私たちの社会が抱える様々な課題の解決に貢献しています。
- 環境問題の解決
電動化技術の進歩により、排気ガスを削減し、地球温暖化対策に貢献します。軽量素材の開発は燃費向上にもつながります。
- 交通安全の向上
自動運転技術や先進運転支援システム(ADAS)の普及により、交通事故の削減が期待されます。センサーやカメラの高性能化は、より安全な運転環境を提供します。
- 移動の利便性向上
シェアリングエコノミーの進展により、車を所有しなくても必要な時に利用できるなど、移動の選択肢が広がります。また、自動運転は高齢者や運転が困難な方の移動をサポートします。
- 省資源化
部品の軽量化や耐久性向上は、資源の有効活用につながります。
テーマの恩恵
このテーマに注目することで、様々なプレーヤーが利益を得る可能性があります。
- 投資家
成長が見込まれる自動車部材・部品メーカーの株式に投資することで、株価上昇や配当による利益を期待できます。
- 自動車部材・部品メーカー
新たな技術や製品の開発・供給を通じて、売上拡大と利益増加を実現します。特に、CASE革命の波に乗れる企業は大きな成長が期待できます。
- 自動車メーカー
革新的な部品やシステムを調達することで、より高性能で魅力的な自動車を開発・生産し、競争力を高めることができます。
- 消費者
より安全で、環境に優しく、快適な自動車を利用できるようになります。
現在の市場規模と今後の見込み
最新公開レポートを俯瞰すると、世界の自動車部品(OEM+アフターマーケットを含む広義の“パーツ & コンポーネンツ”)市場は2023年時点で概ね7,000億〜1.2兆ドル規模と推計され、2030〜2032年にかけて年率3〜6%前後で拡大**する予測が多い。一方、EVバッテリーなどの電動化関連は二桁成長(~20%超)を示す推計も多く、全体平均を上回る伸びが見込まれます。
テーマの関連株を考える際のポイント
自動車部材・部品のテーマで投資を考える際、どのような企業に注目すれば良いでしょうか?以下のポイントを参考にしてみてください。
- CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)への対応力
EV用バッテリーやモーター、自動運転用センサー、車載半導体など、次世代の自動車に不可欠な技術や部品を手掛けている企業は要注目です。
- ニッチトップ企業
特定の分野で世界的に高いシェアを持つ企業は、技術力や価格競争力が高く、安定した収益が期待できます。
- 技術開発力と研究開発投資
常に進化する自動車産業において、研究開発に積極的に投資し、新しい技術や製品を生み出せる企業は将来性があります。
- グローバル展開力
自動車産業はグローバルに展開しているため、海外市場にも強い企業は成長機会が大きいです。
- 財務健全性
成長テーマとはいえ、企業の安定性は重要です。財務状況が健全で、リスクに対応できる体力があるかを確認しましょう。
まとめ
「自動車部材・部品」は、CASE革命という大きな波に乗り、今後も成長が期待される非常に魅力的な投資テーマです。環境問題や交通安全といった社会課題の解決にも貢献しており、将来性も高いと言えるでしょう。
投資初心者の方も、まずは気になる企業の事業内容を調べてみたり、関連ニュースをチェックしてみることから始めてみてはいかがでしょうか?この記事が、皆さんの投資の一助となれば幸いです。
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投資実績について
確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
\毎月の投資収益(2024年)/

\総資産(2024年末)/

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