人間である以上、本能のため認知バイアスは誰しも必ずあるので悪いことではありません。思考の癖を理解してうまく付き合いましょう。
今回は確証バイアスに触れたいと思います。
この記事でわかること
- 確証バイアスとは自分が支持する情報を優先的に探し、反対する情報を無視または過小評価すること。
- 不協和の解消、自己肯定感の維持、情報過多などが原因で、誤った結論や偏った判断につながる可能性がある。
- 自分の信念を疑う、反対意見にも耳を傾ける、客観的な証拠(データなど)を求める、第三者の意見を参考にするなどが対策として考えられる。
- 政治、ビジネス、医療、日常生活など、様々な場面で起こりうる。

確証バイアスとは
確証バイアスとは、人が自分の既存の信念や仮説を支持する情報を優先的に探し、反対する情報を無視または過小評価する傾向のことです。このバイアスは、私たちの思考や意思決定に影響を与え、誤った結論や偏った判断につながる可能性があります。

例
- 政治: 自分の支持する政党の情報を信じやすく、批判的な情報は無視したり、その信憑性を疑ったりする。
- ビジネス: 新規事業の成功を信じている場合、成功要因ばかりに目を向け、リスク要因を過小評価する。
- 医療: ある病気だと診断した場合、その診断を支持する症状ばかりに注目し、他の可能性を考慮しない。
- 日常生活: 血液型占いを信じている場合、自分の血液型に合った性格の特徴ばかりを意識し、そうでない部分は無視する。
原因
確証バイアスは、以下の要因によって生じると考えられています。
- 認知的不協和の解消:
人は矛盾する情報を同時に抱えることを不快に感じるため、自分の信念に合った情報ばかりを集めようとする。 - 自己肯定感の維持:
自分の考えや判断が正しいと思いたいという欲求が、確証バイアスを助長する。 - 情報過多:
情報が溢れる現代社会において、人は効率的に情報を処理するために、自分の興味や関心に合った情報を選びがちになる。
対策
確証バイアスの影響を軽減するためには、以下の対策が有効です。
- 自分の信念を疑う:
自分の考えが本当に正しいのか、常に疑問を持つようにする。 - 反対意見にも耳を傾ける:
自分と異なる意見や情報にも積極的に触れ、多角的な視点を持つように心がける。 - 客観的な証拠を求める:
個人的な経験や感情だけでなく、客観的なデータや証拠に基づいて判断するようにする。 - 第三者の意見を参考にする:
自分以外の人の意見を聞き、偏った考えに陥らないようにする。

まとめ
確証バイアスは、誰にでも起こりうる認知バイアスの一つです。しかし、その影響を理解し、適切な対策を講じることで、より客観的で合理的な判断を下せるようになります。
ビジネスや、投資を行う上でも自身の思考の癖を理解して、上手に付き合うことで視座と視野を高く広くすることは非常に有効だと考えられます。

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