株式投資の入門編!円高メリット株に注目しよう
「円高」と聞くと、輸出企業にとってはマイナスなイメージが強いかもしれません。しかし、為替相場の変動は、すべての企業に同じ影響を与えるわけではありません。 ここでは、円高局面で恩恵を受ける「円高メリット株」について、投資初心者向けにわかりやすく解説します。
円高とは?
円高とは、他の国の通貨と比較して、円の価値が相対的に高くなることです。 例えば、1ドル=150円だった為替レートが、1ドル=130円になる状況がこれにあたります。 これは、同じ1ドルで買える円の金額が少なくなるため、「円の価値が上がった=円高」と表現されます。
なぜ円高メリット株が熱いテーマなのか?
一般的に、日本経済は輸出産業に支えられている部分が大きく、円安が好ましいとされてきました。しかし、近年は原油やLNG(液化天然ガス)などのエネルギー資源、食料品など、多くの生活必需品を輸入に頼っています。 そのため、円安が進むと輸入コストが増大し、企業の利益を圧迫する大きな要因となります。 逆に、円高が進めば、これらの輸入コストが低下し、企業の業績改善が期待できるため、投資家からの注目が集まります。
2024年3月には日本銀行がマイナス金利政策を解除し、今後の金融政策によっては金利が上昇するとの思惑から、円高に振れる可能性も指摘されており、改めて円高メリット株への関心が高まっています。
円高が解決できること
円高により、輸入価格が下がることで、物価の上昇を抑制し、私たちの生活の負担を軽減するという大きなメリットがあります。 特に、食料品やエネルギー価格が安価になれば、家計の支出を抑えることにもつながり、経済的な安定に貢献します。
円高の恩恵を受けるのは誰?
円高の恩恵を享受するのは、主に以下のような企業です。
- 輸入コストが低下する企業:
- 電力・ガス会社:
原油やLNGの輸入コストが下がります。
- 航空会社:
燃料であるジェット燃料の輸入コストが下がります。
- 食品関連企業:
原材料となる小麦や大豆などの輸入コストが下がります。
- 小売業:
海外からの商品を安く仕入れることができ、利益率が向上します。
- 電力・ガス会社:
- 海外旅行や留学関連:
- 円の価値が上がることで、海外旅行の費用が割安になり、需要が増加します。そのため、航空会社や旅行会社に追い風となります。
関連株を考える際のポイント
最新の一覧は株探にあります。
円高メリット株を投資対象として考える際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 輸入依存度の高さ
企業の売上や利益に占める輸入コストの割合が高いほど、円高の恩恵は大きくなります。決算資料などで原材料費や燃料費の比率を確認しましょう。
- 為替感応度
多くの企業は、為替レートが1円変動した場合に利益がどれくらい変動するかを公開しています。これを「為替感応度」と呼びます。
- 長期的な成長性
為替は短期的に変動しやすいため、円高メリットだけでなく、その企業が持つ本来の競争力や将来性も評価することが重要です。
まとめ
円高は、すべての企業にとってデメリットではありません。特に、輸入に依存している企業や、海外旅行関連企業にとっては、コスト削減や需要増加の大きなチャンスとなります。 株式投資を始める際は、輸出企業だけでなく、今回解説したような「円高メリット株」にも目を向けてみることで、投資の幅が広がり、新たな発見があるかもしれません。
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投資実績について
確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
\毎月の投資収益(2024年)/

\総資産(2024年末)/

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