🌱 投資初心者向け!農業関連のテーマ株って何?
投資に興味を持ったばかりの皆さん、こんにちは! 今回は、私たちの生活に欠かせない「農業」に焦点を当てたテーマ株について、一緒に学んでいきましょう。
そもそも、農業関連のテーマ株とは?
テーマ株とは、特定の社会的なトレンドや技術革新によって、今後の成長が期待される業界やテーマに関連する企業の株式を指します。 例えば、再生可能エネルギーやAI(人工知能)などがテーマ株として注目されることが多いですね。
そして、農業関連のテーマ株は、食料生産、農業技術、流通など、農業に関わる幅広い分野の企業を対象とします。具体的には、以下のような企業が含まれます。
- 農薬や肥料を製造する企業
- 農業用機械を開発・販売する企業
- スマート農業(ITを活用した農業)の技術を提供する企業
- 種苗やバイオテクノロジーに関連する企業
- 食品の加工や流通に関わる企業
🌾 農業の商流(サプライチェーン)とは?
農業の商流は、農産物が生産されてから消費者の手に届くまでの流れを指します。これを「上流」「中流」「下流」という3つの段階に分けて考えると、それぞれの役割と関連企業がより分かりやすくなります。
- 上流(生産資材)
農業生産の基盤となる「種」「肥料」「農薬」「農機具」などを提供する段階。
- 中流(生産・流通)
実際に農作物を「生産」し、消費者や加工業者に届けるために「流通」を担う段階。
- 下流(加工・販売)
生産された農産物を「加工」したり、最終的に消費者に「販売」する段階。
上流:生産の基盤を支える企業
農業生産の入り口となる資材や技術を提供する分野です。これらの企業は、農業の効率化や生産性向上に直接的に貢献します。
- 種苗・バイオテクノロジー
- 事業内容:
品種の開発、育種、種子の生産・販売を行います。気候変動に強い品種や、病気に強い品種、味や栄養価に優れた品種など、研究開発力が競争力の源泉となります。
- 関連企業:
サカタのタネ(1377)、カネコ種苗(1376)など。
- 事業内容:
- 農業用機械・スマート農業
- 事業内容:
トラクターや田植え機、コンバインといった大型機械の開発・販売に加え、近年はドローンや自動運転トラクター、IoT(モノのインターネット)センサーなどを活用したスマート農業ソリューションを提供します。
- 関連企業:
クボタ(6326)、井関農機(6310)、トプコン(7732)など。
- 事業内容:
- 肥料・農薬
- 事業内容:
農作物の成長を助ける肥料や、病害虫から守る農薬を開発・製造・販売します。環境に配慮した製品や、特定の作物に特化した製品など、専門性の高い技術が求められます。
- 関連企業:
日産化学(4021)、クミアイ化学工業(4996)など。
- 事業内容:
中流:生産と流通を担う企業
実際に農産物を作り、それを消費者や加工業者に届ける橋渡し役を担います。
- 農業経営・生産
- 事業内容:
大規模な農場を経営し、農作物を生産する企業です。高度な栽培技術やITを活用して効率的な生産を目指します。
- 関連企業:
ホーブ(1382)など。
- 事業内容:
- 流通・卸売:
- 事業内容:
農家から農産物を集荷し、市場や小売店に販売する卸売業者です。コールドチェーン(低温物流)や流通経路の最適化技術が重要になります。
- 関連企業:
卸売市場を運営する企業や、食品流通を専門とする企業など。
- 事業内容:
下流:食卓に届ける企業
生産された農産物を加工し、最終的に消費者に販売する分野です。
- 食品加工
- 事業内容:
生産された農産物を原料として、缶詰、冷凍食品、乳製品、調味料などを製造します。
- 関連企業:
雪印メグミルク(2270)、日清製粉グループ本社(2002)など。
- 事業内容:
- 食品小売・外食産業
- 事業内容:
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、レストランなどを通じて、消費者に直接食品を販売します。
- 関連企業:
イオン(8267)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)など。
- 事業内容:
このように、農業関連のテーマ株は、一言で「農業」といっても、その事業内容は多岐にわたります。投資を考える際は、どの分野に強みを持っている企業なのかを分析することが重要です。
輸出と輸入の状況
日本の農業における輸出入は、特定の品目に集中しています。
- 輸出:
日本の農産物輸出額は年々増加傾向にあります。特に、牛肉、りんご、日本酒などが主要な輸出品目となっています。日本の高品質な農産物は海外で高く評価されており、これらの品目に関連する企業もテーマ株として注目される可能性があります。
- 輸入:
一方、日本の食料自給率は低く、多くの品目を輸入に頼っています。特に小麦や大豆、トウモロコシといった穀物類、また肉類や飼料の多くを輸入に依存しています。これらの輸入に関連する商社や物流企業も、グローバルな視点での農業関連テーマ株として考えることができます。
日本の食料自給率
日本の食料自給率はカロリーベースで約38%(2022年度)と低い水準にあります。しかし、すべての品目で自給率が低いわけではありません。国内での生産量が非常に高く、ほぼ自給できている品目も存在します。
自給率が高い主な品目
品目 | カロリーベース自給率(2022年度) |
鶏卵 | 96% |
野菜 | 78% |
米 | 97% |
いも類 | 73% |
牛乳・乳製品 | 63% |
- 米:日本の主食であり、生産から消費まで国内でほぼ完結しているため、自給率は非常に高いです。
- 野菜・いも類:新鮮さが重視されるため、国内生産の割合が高い傾向にあります。
- 鶏卵:養鶏が国内で盛んであり、高い自給率を誇ります。
- 牛乳・乳製品:国内の酪農産業が基盤となっており、高い水準を維持しています。
これらの高い自給率を持つ品目に関連する企業は、国内市場の安定した需要に支えられているという特徴があります。例えば、米や野菜の種苗を扱う企業、鶏卵や牛乳を生産・加工する企業などが挙げられます。
これらの情報を参考に、単に「農業」という広い括りだけでなく、どのような品目や商流の企業に投資するかを具体的に検討してみてください。
なぜ今、農業関連のテーマ株が熱いのか?
農業関連のテーマが注目される背景には、いくつかの大きな社会課題が関係しています。
1. 世界的な人口増加と食料需要の拡大
国連の予測によると、世界人口は2050年までに97億人に達すると言われています。これに伴い、食料の需要はさらに高まります。限られた土地で効率的に食料を生産するための技術革新が不可欠となり、関連企業への期待が高まっています。
2. 気候変動による生産不安定化
地球温暖化や異常気象は、農作物の収穫量に大きな影響を与えます。安定した食料供給を確保するため、気候変動に強い品種の開発や、天候に左右されない栽培技術(植物工場など)が重要になっています。
3. 労働力不足と高齢化
特に日本では、農業従事者の高齢化と人手不足が深刻な問題です。この課題を解決するために、ロボット技術やAIを活用したスマート農業の導入が進んでいます。これにより、少ない人数でも効率的に作業を行うことが可能になります。
農業関連のテーマが解決できる社会課題
農業関連の技術やサービスは、以下のような社会課題を解決する力を持っています。
- 食料危機への対応:
生産性の向上により、増え続ける人口の食料を確保します。
- 持続可能な農業の実現:
環境に配慮した農法や資源の効率的な利用を促進します。
- 労働環境の改善:
スマート農業の導入により、農業従事者の負担を軽減し、働きやすい環境を提供します。
- 食の安全性の向上:
生産履歴の管理やトレーサビリティ技術によって、安全な食品を消費者に届けます。
テーマの恩恵
このテーマが成長することで、さまざまな立場の人々が恩恵を受けます。
- 投資家:
関連企業の株価上昇により、投資リターンを得る機会が増えます。
- 農業従事者:
スマート農業技術の導入で、作業が効率化され、収入の安定化や労働負担の軽減につながります。
- 消費者:
安全で安定した食料供給が確保され、価格の安定も期待できます。
農業関連市場の規模と今後の見通し
世界のスマート農業市場は、ここ数年で急速に拡大しています。調査会社の推計によれば、2023年の市場規模は約210~230億ドル(日本円でおよそ3兆円強)に達しました。今後も成長が見込まれており、2030年には5兆円規模へ拡大するとの予測もあります。成長率を示すCAGR(年平均成長率)は10〜13%前後とされ、報告によっては13%を超える見通しもあります。こうした数字からも、スマート農業が今後の農業関連市場における重要な成長分野であることがうかがえます。
農業関連のテーマ株を考える際のポイント
最新の一覧は株探にあります。
関連株を探す際には、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 事業内容を調べる:
単に農業というだけでなく、「スマート農業」「農薬」「種苗」「食品流通」など、どの分野に強みを持っているかをしっかり確認しましょう。
- 技術力や競争力を評価する:
独自の技術や特許を持っているか、業界内で強い競争力を持っているかを見極めます。
- 財務状況を確認する:
売上や利益が安定して成長しているか、借金が多すぎないかなど、基本的な財務状況もチェックしましょう。
まとめ
農業関連のテーマ株は、単なる投資の対象ではなく、食料問題や環境問題といった大きな社会課題の解決に貢献する可能性を秘めています。
投資を通じて、より良い社会づくりに参加できるかもしれません。 今回学んだことを参考に、ぜひご自身で調べて、未来を支える企業に投資してみてはいかがでしょうか?
その他
テーマ株の説明
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投資実績について
確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
\毎月の投資収益(2024年)/

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