システムインテグレーション株って何?投資初心者のための徹底解説
こんにちは!投資初心者の皆さん、株式市場にはたくさんの「テーマ株」がありますよね。今回は、その中でも特に注目されている「システムインテグレーション」というテーマについて、分かりやすく解説していきます。

システムインテグレーションとは?
システムインテグレーション(SI)とは、企業や組織のITシステムを、企画・設計から開発、運用、保守まで一貫して請け負うサービスのことです。
まるで、家を建てる際の「建築家」のような存在です。建物を設計し、大工さんや電気屋さんを手配して、完成までをトータルでプロデュースします。SIer(システムインテグレーター)と呼ばれる企業は、顧客の要望に応じて最適なITシステムを「統合(Integrate)」することで、業務効率化や新しい価値創造を支援します。
1. システムインテグレーションの商流
システムインテグレーションの商流は、主に以下の3つの階層に分かれます。
- 元請け(プライムコントラクター):
顧客である企業から直接、システム開発の依頼を受けるSIerです。プロジェクト全体の企画、要件定義、進捗管理などを担当します。大規模なシステム開発や、経営戦略に関わるような重要なプロジェクトは、元請けが中心となって進めます。NTTデータや日立製作所、富士通などがこれにあたります。
- 二次請け(二次ベンダー):
元請けSIerから特定の業務や開発フェーズを請け負います。例えば、元請けが設計した内容に基づいて、実際のプログラミングやテストなどを担当することが多いです。
- 三次請け以降:
二次請けからさらに業務を再委託される企業です。より専門的な技術や特定の分野に特化した開発を行うことが多いです。
この多重構造は、効率的な開発を実現する一方で、下請けになるほど利益率が低くなる傾向があります。
2. システム開発プロセス
システムインテグレーションのプロジェクトは、通常、以下のプロセスを経て進められます。
- 企画・戦略:
顧客の経営課題や事業目標を理解し、どのようなITシステムが必要かを検討するフェーズです。プロジェクトの方向性を決定します。
- 要件定義:
顧客の要望を詳細にヒアリングし、「何を」「どのように」実現するのかを明確にします。システムの機能、性能、予算、スケジュールなどを具体的に文書化します。
- 設計:
要件定義で決まった内容を基に、システムの内部構造や外部とのインターフェースを設計します。基本設計、詳細設計といった段階があります。
- 開発・テスト:
設計書に基づいてプログラミングを行い、システムを構築します。完成したシステムが正しく機能するか、品質基準を満たしているかを厳密にテストします。
- 導入・運用・保守:
完成したシステムを顧客の環境に導入し、安定稼働をサポートします。システムの運用監視や、不具合発生時の対応、機能改善なども行います。
これらのプロセスを効率的に進めるために、ウォーターフォールモデルやアジャイル開発といった様々な手法が用いられます。近年では、変化に柔軟に対応できるアジャイル開発が注目されています。
3. システムインテグレーションとメガトレンド
システムインテグレーションは、以下のようなメガトレンドと深く結びついています。
- DX(デジタルトランスフォーメーション):
企業のDX推進は、SIerにとって最大のビジネスチャンスです。既存システムの刷新(モダナイゼーション)や、データ活用、AI導入といった高度なDX案件が増加しています。
- クラウドコンピューティング:
自社でサーバーを持つのではなく、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudといったクラウドサービスを利用する企業が増えています。SIerは、クラウドを活用したシステム構築や、マルチクラウド環境の統合などを支援します。
- AI(人工知能)とデータサイエンス:
AIを活用した業務自動化や、ビッグデータを分析して経営に活かす動きが活発化しています。SIerは、AIモデルの開発やデータ分析基盤の構築を支援し、企業の競争力強化に貢献しています。
- サイバーセキュリティ:
デジタル化が進むにつれて、サイバー攻撃のリスクも高まっています。SIerは、システムの開発段階からセキュリティ対策を組み込んだり、セキュリティ監視サービスを提供したりするなど、企業の安全を守る役割を担います。
これらのトレンドに対応するため、SIerは従来の開発力に加え、新しい技術へのキャッチアップや、コンサルティング能力を強化しています。
なぜシステムインテグレーションが熱いテーマなのか?
現代社会は、デジタル化(DX)の波が押し寄せています。企業は競争力を高めるために、アナログな業務をITシステムに置き換えたり、新しいビジネスモデルを構築したりする必要があります。しかし、多くの企業には専門的なIT人材が不足しているのが現状です。
そこで、専門知識を持つSIerの需要が急増しています。DX推進のパートナーとして、企業はSIerに頼らざるを得ない状況なのです。
解決できる社会課題
システムインテグレーションは、以下のような社会課題の解決に貢献しています。
- 企業のDX化の遅れ:
中小企業や地方の企業ではDX化が進んでいません。SIerはこれらの企業のITシステム導入を支援し、生産性向上に貢献します。
- レガシーシステムの老朽化:
多くの企業が抱える古いITシステム(レガシーシステム)は、維持コストが高く、セキュリティリスクも抱えています。SIerはこれらのシステムを新しいものに刷新します。
- 人材不足:
IT人材の不足は深刻な社会問題です。SIerが外部からITシステムを構築することで、企業は自社に専門人材を抱える必要がなくなります。
テーマの恩恵
システムインテグレーションを利用することで、主に企業と私たち消費者が利益を得ます。
- 企業:
業務効率が上がり、コストが削減できます。また、新しいサービスを生み出すことで、競争力を高めることができます。
- 私たち消費者:
企業がより便利で質の高いサービスを提供できるようになるため、私たちの生活も豊かになります。例えば、スマホ決済サービスやオンラインでの行政手続きなどがスムーズになるのは、SIのおかげです。
市場規模と今後の見通し
国内のITサービス市場は、2024年に約7兆円規模に達すると見込まれています。特にソリューションサービス(SI開発を含む)は初めて7兆円を超え、SI開発単体でも約3.8兆円と堅調に推移しています。
今後は、企業のDX投資拡大に加え、クラウドやAI、モダナイゼーション需要の高まりが市場を押し上げると予測されています。IDC Japanの調査によれば、2024年から2029年の国内ITサービス市場は年平均6〜7%の成長率で拡大し、2029年には約9.6兆円規模に達すると見込まれています。
関連株を考える際のポイント
最新の銘柄一覧は株探にあります。
関連株を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
- 得意分野:
SIerには、金融系、通信系、製造業系など、それぞれ得意な分野があります。自分が将来性があると思う分野に強みを持つ企業を探してみましょう。
- ビジネスモデル:
特定の分野に特化したニッチな企業から、幅広いサービスを提供する大手企業まで様々です。
- DX案件の受注状況:
大手企業や官公庁などの大規模なDX案件を継続的に受注できているかを確認しましょう。
まとめ
システムインテグレーションは、現代社会に欠かせないインフラのような存在です。
DX推進の要として、今後も安定的な成長が期待できるテーマと言えます。株式投資を始める際は、今回解説したポイントを参考に、ご自身でも興味のある企業を調べてみてくださいね。それでは、楽しい投資ライフを!✨
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テーマ株の説明
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投資実績について
確定利益である配当・分配金も2024年はおかげさまで709万円となり
2024年末の資産増(前年対比):+1,386万円(+48%)となりました。
\毎月の投資収益(2024年)/

\総資産(2024年末)/

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