こんにちは!「NISAの説明ブログ」(ブログはこちら)と「積立NISA」(ブログはこちら)はお読みいただけましたでしょうか?
NISAの仕組み自体はわかったけど、「成長投資枠」って何?「つみたて投資枠」とどう違うの?と疑問に思っている投資初心者の方も多いはず。
この記事では、NISAの「成長投資枠」に特化して、その特徴や、もう一つの柱である「つみたて投資枠」との違いを、誰でもわかるように解説していきます!
🚀 成長投資枠とは?「より自由に」投資できる非課税枠
NISA(新NISA)は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの非課税の投資枠で構成されています。
このうち「成長投資枠」は、投資対象の商品や投資方法の自由度が高いのが最大の特徴です。旧制度の「一般NISA」の役割を引き継いでいます。
📌 成長投資枠の3つの大きな特徴
成長投資枠を理解する上で、特に重要なポイントは以下の3つです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 年間投資枠 | 年間240万円まで投資できます。(つみたて投資枠120万円と合わせて年間最大360万円) |
| 投資対象商品 | 上場株式(日本株・外国株)や、幅広い種類の投資信託(ファンド)など、つみたて投資枠よりも多くの商品に投資が可能です。 |
| 投資方法 | 毎月決まった額を買い付ける「積立投資」だけでなく、自分の好きなタイミングでまとめて買う「一括投資(スポット購入)」も可能です。 |
💡 こんな人におすすめ
- 📈 個別株に投資してみたい人
- 💰 まとまった余裕資金を自分のタイミングで投資したい人
- 📊 つみたて投資枠では選べない多様な投資信託に挑戦してみたい人
⚖️ 成長投資枠とつみたて投資枠の決定的な違い
成長投資枠とつみたて投資枠は、どちらもNISAの非課税メリットを受けられる枠ですが、目的や特徴が異なります。
特に、投資初心者の方にとって、この2つの違いを知っておくことは非常に重要です。
| 比較ポイント | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 240万円 | 120万円 |
| 投資対象商品 | 上場株式、幅広い投資信託など(※一部対象外あり) | 金融庁が定めた長期・積立・分散投資に適した投資信託 |
| 投資方法 | 一括投資も積立投資もOK | 積立投資のみ |
| 非課税保有限度額(生涯) | 最大1,200万円(総枠1,800万円の内数) | 1,800万円(総枠の全額) |
| 初心者向け度 | 👆 やや中級者向け | 👍 初心者向け |
【特に知っておきたいポイント!】
- 商品の選び方:
- つみたて投資枠は、金融庁が「長期の資産形成に合っている」と厳選した商品しかないため、初心者が選びやすいです。
- 成長投資枠は商品数が多く、自由度が高い分、自分で商品を見極める知識が少し必要になります。
- つみたて投資枠は、金融庁が「長期の資産形成に合っている」と厳選した商品しかないため、初心者が選びやすいです。
- 非課税保有限度額(生涯):
- NISAの生涯の非課税枠は合計1,800万円です。
- 成長投資枠だけで1,800万円を使い切ることはできず、最大1,200万円までという上限があります。1,800万円をフル活用するには、つみたて投資枠の利用が必須となります。
- NISAの生涯の非課税枠は合計1,800万円です。
🔔 NISA非課税枠の総枠について:非課税保有限度額(総枠)1,800万円について、さらに詳しく知りたい方は「NISAの説明ブログ」(リンク)をご参照ください。
🔑 成長投資枠をどう活用する?初心者のための使い分け
投資初心者の場合、まずはリスクの低い「つみたて投資枠」から始めるのが定石ですが、成長投資枠も併用することで、より柔軟な資産形成が可能です。
1. 資産形成の「土台」と「上乗せ」で使い分ける
- つみたて投資枠:
- 毎月コツコツ積み立てる「長期的な資産形成の土台」として活用。
- 金融庁厳選の低コストな投資信託を選び、長期でじっくり育てていく。
- (積立NISAについてもっと知りたい方はこちら:リンクはこちら)
- 成長投資枠:
- ボーナスなどのまとまった資金を、自分の判断で一括投資する「上乗せ」に活用。
- あるいは、興味のある個別企業の株式に挑戦してみる。
2. 成長投資枠内で「積立」と「一括」を使い分ける
「つみたて投資枠」で選べる商品は限られますが、実は成長投資枠でも積立投資は可能です。
- 積立:成長投資枠で選べる幅広い投資信託の中から、自分が積立たい商品を選んでコツコツ投資。
- 一括:市場が大きく下落した時など、「今が買い時かも!」と思った時に、成長投資枠の残りの枠を使って一括で購入。
成長投資枠は自由度が高い分、「何に」「いつ」投資するかを自分で決める必要があります。最初は何を選べばいいか迷うかもしれませんが、少額からスタートして、徐々に投資経験を積んでいくのがおすすめです。
最後に
NISAの「成長投資枠」は、年間240万円という大きな非課税枠と、投資対象商品の幅広さが魅力です。
投資初心者の方は、まずは「つみたて投資枠」で長期の資産形成の土台を築きつつ、余力や興味に応じて「成長投資枠」を「お試し枠」として活用してみてはいかがでしょうか。
あなたの投資目的に合った方法で、ぜひNISA制度を最大限に活用してくださいね!
その他
投資、経済の基礎知識
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