株式投資をしていると、
「株価は上がっているのに、なぜか不安を感じる」
そんな経験はありませんか?
その違和感を「見える化」するヒントになるのが、
株価と出来高の乖離です。
この記事では、投資初心者の方でも理解できるように、
「なぜこの指標を気にする必要があるのか?」という視点を中心に解説します。

株価と出来高の基本をおさらい
株価とは?
株価は、その株がいくらで取引されたかという「結果」です。
チャートで一番目立つため、初心者の方は株価だけを見がちです。
出来高とは?
出来高は、どれだけ多くの株が売買されたかを示します。
ここが重要です。
出来高 = 市場参加者の「本気度」や「エネルギー」
つまり、
- 株価 → 結果
- 出来高 → 背景にある力
この2つはセットで見る必要があります。
株価と出来高の乖離(ダイバージェンス)とは?
乖離とは何か?
株価の動きと、出来高の動きが一致していない状態を指します。
初心者の方が特に覚えておきたい代表例は、次の2つです。
① 株価は上昇しているのに、出来高が減っている
一見すると、
- 株価は右肩上がり
- トレンドは強そう
に見えます。
しかし、出来高が減っている場合は要注意です。
ここが気づきポイント
「上げているのに、参加している人は減っている」
これは、
- 初期から買っていた人だけが残っている
- 新しく買う人が減っている
状態を示します。
👉 上昇トレンドの終盤で起きやすいパターンです。
② 株価は下落しているのに、出来高が減っている
こちらは逆のケースです。
- 株価は下がっている
- でも出来高は増えていない
ここが気づきポイント
「もう売りたい人が少なくなっている」
つまり、
- 投げ売りが一巡している
- 売りの勢いが弱まっている
可能性があります。
👉 下落トレンドの終盤(底打ち候補)で見られることがあります。
なぜ株価と出来高の乖離を気にする必要があるのか?
投資初心者が陥りやすい失敗は、
- 高値圏で飛び乗ってしまう
- 下落の途中で怖くなって売ってしまう
というものです。
乖離を見るメリット
- トレンドの「勢いの変化」に気づける
- 天井・底の予兆を感じ取れる
- 感情ではなく、客観的な判断材料になる
特に米国株式市場は、
- 機関投資家の売買が多い
- 出来高に意図が表れやすい
という特徴があります。
👉 米国株では「出来高を見る価値」が非常に高いのです。
米国株での具体的なチェックポイント
初心者の方は、次の3点だけでも意識してみてください。
- 株価は高値(安値)を更新しているか?
- 同時に出来高は増えているか?減っているか?
- 直近の平均出来高と比べてどうか?
よくある警戒シーン
- S&P500やNASDAQが最高値更新
- しかし出来高は徐々に減少
👉 「見た目は強いが、エネルギーは弱っているかも」
というサインになります。
他のテクニカル指標と組み合わせると効果的
出来高の乖離は、単体で万能ではありません。
以下と組み合わせると、判断の精度が上がる可能性があります。
- 移動平均線(MA)
- RSI
- MACD
- トレンドライン
例
株価は上昇している
RSIは下がっている
出来高も減少している
👉 複数のサインが重なると、信頼度が高まります。
投資初心者が必ず知っておくべき注意点
① 乖離が出たら必ず反転するわけではない
乖離はあくまで
「トレンド転換の可能性を示唆するサイン」です。
すぐに下落・上昇するとは限りません。
② 時間軸によって意味が変わる
- 短期(1分足・5分足) → デイトレ向き
- 中長期(日足・週足) → スイング・長期向き
👉 自分の投資スタイルに合った時間軸で確認しましょう。
③ ファンダメンタルズ要因にも注意
米国株では、
- 金利発表
- 雇用統計
- 決算発表
などで、一時的に出来高が歪むことがあります。
まとめ:株価だけを見ない習慣を身につけよう
- 株価と出来高は必ずセットで見る
- 乖離はトレンド転換のヒントになる
- 感情的な売買を防ぐ助けになる
- 米国株では特に有効な視点

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